2液性硬質ウレタンフォームについて
- 2液性硬質ウレタンフォームはイソシアネートを主とするA液とポリオールを主とするB液の2つの容器から成り立ちます。
それぞれの容器には発泡剤が含まれており、これにより液が容器の外に吐出されます。
容器外に吐出されたA液、B液を1:1に均等に混合することにより発熱化学反応が起こりフォームを形成します。 - 液吐出後、約5~8倍に発泡し、30~60秒で表面が硬化、2~5分で内部まで硬化します。(表面硬化時間、内部硬化時間は商品により違いがあります。詳しくは〈性能表〉を参照ください。)
- 断熱性能の指標となる熱伝導率も1液性硬質ウレタンフォームより優れた数値を示します。
(「主な断熱材の熱伝導率」を参照ください)。 - 厚みや空間の容量に関係なく、一挙に作業をすることが可能で、作業効率にも優れます。
- 1液性硬質ウレタンフォームで不可能な、50㎜×50㎜以上の隙間充填や密閉箇所への注入・充填は2液性硬質ウレタンフォームが最適です。
寒冷期用の容器加温装置
2液性硬質ウレタンフォームの使用時の最適液温は24~29℃です。このため、寒冷期の作業では液温を最適温度範囲まで上昇させる必要があります。室内で時間をかけて自然に温度を上げることができない場合、また、現場でこの温度を維持できない場合、ハンディウォーマーBag (#210用)、ハンディウォーマーWrap (E84 #2205/#2605用)で容器を加温すると便利です。サーモスタット機能も備えていますので作業上も安全です。