2液性硬質ウレタンフォームの用途

住宅用(住宅の機密・断熱)

2液性ウレタン吹き付け

2液性の発泡ウレタン(硬質ウレタンフォーム)としては、サイズ・内容量に応じて、スタンダードタイプの3製品[#210, E84 #2205 / #2605]をご用意しています。
熱伝導率は0.0255Wm/K(#210)、0.0237Wm/K(E84 #2205 / #2605)と、グラスウールなどの断熱材に比べても高い断熱性能を有します。
持ち運びも簡単で、新築住宅の吹き付け断熱や比較的作業面積の小さなリフォームなど、幅広い用途にご使用いただけます。
作業面積にあわせて最適な製品をお選びください。

2液性ウレタン吹き付け
2液性ウレタン吹き付け
2液性ウレタン吹き付け
2液性ウレタン吹き付け
2液性ウレタン吹き付け

一般産業(冷凍倉庫、車両、船舶等メーカーの自社工場での使用)

冷凍・冷蔵施設の防熱

2液性の発泡ウレタン(硬質ウレタンフォーム)の特長は、断熱性能の高さだけではありません。
スタンダードタイプの3製品[#210, E84 #2205 / #2605]は、耐熱温度の下限がマイナス129℃と低いため、住宅用途のみならず、冷凍・冷蔵倉庫の断熱にも高い効果を発揮します。
吹き付け断熱用途はもちろん、断熱パネルの目地部分や配管の貫通部分の隙間埋めといった目的に最適です。

冷凍・冷蔵施設の防熱
冷凍・冷蔵施設の防熱
冷凍・冷蔵施設の防熱
冷凍・冷蔵施設の防熱

各種配管・ダクト周りの充填・断熱

配管やダクトの貫通部分は、その周りの埋め戻しを行わないと、熱損失の原因となります。
こうした部分の埋め戻しにも、発泡ウレタン(硬質ウレタンフォーム)をご利用いただけます。
発泡して膨らみ、隙間にも入り込んで躯体と接着するため、容易に埋め戻し作業が行えます。
作業が簡単なだけでなく断熱性能も高い発泡ウレタンは、各種配管・ダクト周りの充てん・断熱といった目的に最適です。

各種配管・ダクト周りの充填・断熱
各種配管・ダクト周りの充填・断熱
各種配管・ダクト周りの充填・断熱
各種配管・ダクト周りの充填・断熱

車両・船舶などの補強

2液性の発泡ウレタン(硬質ウレタンフォーム)は、車両や船舶などの補強にも適しています。
車両では、サイドシル(左右のドアの真下にある車体の両サイドを構成するフレーム)などの補強に効果があります。
船舶では、船体の外板と内底板の間に注入することで、強度や断熱性能を高めるほか、浮力材としての効果もあります。

車両・船舶などの補強
車両・船舶などの補強
車両・船舶などの補強

その他

2液性の発泡ウレタン(硬質ウレタンフォーム)は高い断熱効果はもちろんのこと、その他にも強度の補強、遮音、各種型取り、接着、止水、高い浮力補助など、さまざまな用途に適しています。
また、発泡ウレタンのもつ、発泡しやすく硬化も早いといった特徴を活かし、造形品や美術品の素材としても、関心を寄せられています。

その他
各種型取り
その他
車両の断熱・遮音
その他
ユニットバスの断熱
農業用施設の断熱・遮音
その他
浮力の強化
その他
造型・美術
2液性硬質ウレタンフォームについて
  • 2液性硬質ウレタンフォームはイソシアネートを主とするA液とポリオールを主とするB液の2つの容器から成り立ちます。
    それぞれの容器には発泡剤が含まれており、これにより液が容器の外に吐出されます。
    容器外に吐出されたA液、B液を1:1に均等に混合することにより発熱化学反応が起こりフォームを形成します。
  • 液吐出後、約5~8倍に発泡し、30~60秒で表面が硬化、2~5分で内部まで硬化します。(表面硬化時間、内部硬化時間は商品により違いがあります。詳しくは〈性能表〉を参照ください。)
  • 断熱性能の指標となる熱伝導率も1液性硬質ウレタンフォームより優れた数値を示します。
    (「主な断熱材の熱伝導率」を参照ください)。
  • 厚みや空間の容量に関係なく、一挙に作業をすることが可能で、作業効率にも優れます。
  • 1液性硬質ウレタンフォームで不可能な、50㎜×50㎜以上の隙間充填や密閉箇所への注入・充填は2液性硬質ウレタンフォームが最適です。
2液性硬質ウレタンフォームについて